BWV 870-893

本日は、所属する団体で大変お世話になっている、鈴木賢太先生(新潟大学大学院 現代社会文化研究科教授)のピアノソロリサイタルにお招きいただき、だいしほくえつホールへ。コンパクトなホールですが、美しい木目のステージデザインとベーゼンドルファーがとても素敵なホールです。
演目がオールバッハ。バロックの最高峰ともいわれる平均律の第2巻全曲(2時間15分程度)というストイックな姿勢が鈴木先生ならでは。大学で鈴木先生に師事された卒業生たちも大勢いらしていました。
個人的に第4番のフーガ、第12番のプレリュード、第19番のプレリュードが好きですが、鈴木先生の生演奏で聴く平均律、浮き出てくるゆがみのない音色に魅了されて、好きな作品も一気に増えました。
鈴木先生の温かいお人柄に集まった会場の熱量で、音楽以外のことでも心温まりました。バッハで芸術の秋を堪能できた一日。